5月30日金曜日 滋賀県比良の武奈ヶ岳に登ってきました。
昨年の夏に登ろうとして、イン谷へ続く林道が閉鎖されていたので登れず、そのリベンジです。
天気予報では雨は少しは降るだろうと思いきや、結局ずっと晴れていて、そよ風が吹き、最高の登山日和となりました。
天気を自分で解析し、当日までどこに行くか…決まらず、当日の朝に決めるやまや独特なスタイルが功を奏し、比良にしたのですが、ここまで晴れるとは思っていませんでした。
平日ということもあり、登山口でワンちゃんを連れたご夫婦?に出会った他は、誰にも会いませんでした。
まさにプライベートな武奈ヶ岳でした。
イン谷の奥のキャンプ場はきれいに整備されていて車が停めやすくなっていました。
登山開始!
そこからは青ガレを通り、金糞峠へ。
しばらく登ってなかったこのルート、大雨の影響でしょうか?すっかり様相が変わった気がします。
青ガレでは、テンナンショウが威風堂々!周りを寄せ付けない威圧感で立っていました。
天気が崩れそうな場合、堂満岳も構想に入れてましたが、やはりここはリベンジということで。
奥の深谷にかかる橋は以前来た時は流されていて靴を脱いで渡渉したことを思い出しましたが、橋は復旧していただいておりました。
いつも比良の道を整備しているおじさんに以前出会ったことがあります。いつも本当にありがとうございます。
コヤマノ南尾根からコヤマノ岳へ
純粋な新緑の広葉樹林を抜けると目の前に堂々とした武奈ヶ岳です。
武奈ヶ岳へ続く道はまさに花の道。
サラサドウダン、ベニドウダン、シロヤシオ、カマツカ…足元にはオオバキスミレなどのスミレ達
シャクナゲ、シロモジは終わってました。
とてもきれいな道を抜けて武奈ヶ岳へ、午後1時に辿り着きました。
360度遮るもののない私達だけの山頂。
そこでゆっくりお昼ご飯です。
申し分ない景色に初めて武奈ヶ岳に登ったお客様も感動の連続
比良山系の山々を説明しながら至福の時間を過ごしました。
普段、仕事で忙しく疲れた心と身体を癒せる瞬間です。
ただただ山の空気を身体全体に浴び、仕事での嫌なことも人間関係における諍いも全て小さく感じ、全てを許容できる優しい気持ちになれる瞬間です。
山に登るという非日常には、本当の癒やしの効果があります。最近登られていない方は人生の考え方を変える良いチャンスです。
午後2時、少し後ろ髪を引かれる気持ちで山頂を後に。イブルキノコバへ。
八雲が原でゆっくりアカハラと戯れながら北比良峠へ。
その昔、比良スキー場やロープウェイがあった北比良峠は花崗岩の侵食が激しく、武奈ヶ岳山頂直下と同じく、いつか全部崩れてなくなってしまいそうな感じがします。
崩れた場合はどのように巻いてかわしたらいいか…とかを話しながら、ダケ道から下りてきました。
途中、シジュウガラのヒナが巣から落ちたのか、飛び立つ練習をしているのか?
親鳥がピーピー鳴く中を彷徨っていました。
どうか、無事に生き延びてくれ〜!
イン谷に下りると登りでは気づかなかったヤマザクラにさくらんぼがいっぱいでした。
食べて見ましたが、確かにさくらんぼの味はするものの、ニガイ!
ちょっとアクがあるのかも…とかいいながら駐車場に辿り着きました。
時間は午後5時過ぎ。陽が長い時期だからこそできるのんびりロング山行です。
標高差1100m、距離10キロの快適な登山でした。
帰りはヒラトピアで汗を流して京都へ帰りました。
これからも素晴らしい登山を目一杯していきます。
他の皆様もぜひご参加ください。