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実験 山での傘使用! 京都愛宕山

2月21日(水)リクエスト登山 京都愛宕山 ツツジ尾根

 

この時期は例年雪山なのですが、今年は本当に雪が無くて、愛宕山はその片鱗も見ることが出来ませんでした。

かくして、春山の様相を見せる愛宕山に保津峡からツツジ尾根を使いアタックです。

保津峡駅に降り立ったマウンテンサポートやまやのメンバー、この時点では雨は降っていなくて、尾根の突端から急な岩道を登ります。

その後はダラダラとしたなだらかな尾根道に変わりますが、時折木々の間から姿を見せる愛宕山…と思いきや、上部はガスがかかり真っ白状態。「何も見えねー!」

 

途中で雨が降り出し、持ってきた傘をさし、レインを着ます。実はこの傘、昨年北アルプス双六〜笠ヶ岳縦走の時に全行程で持っていったもの。今回は山道での傘使用の安全性も含めてレポートします。

 

北アルプスでは林道歩きに利用しようと持って行ったのですが、結局デポもせず、全行程この傘にお世話になりました。

通常山道では、安全のために両手をあけることが基本なのですが、足元が比較的安定している時ならアリかな、と、雨が降っていない時はストック代わりにもなりますので、以外に重宝します。

 

ただ雨に濡れにくいのはいいのですが、細い山道なのでかなり邪魔になります。人を出会わなかったことと愛宕山の表参道に出てからは、道幅が広くなるので大丈夫なのですが…結局下山した時は傘の骨が3〜4本折れて、もはや傘の体を成していませんでした。

 

笠ヶ岳でも愛宕山でも活躍してくれたビニール傘さん、長い間ありがとうございました。と天寿をまっとう?してもらうことになりました。

 

さて、レポートに戻ります。

ツツジ尾根は愛宕山登山の中で最もながく三角点頂上までは7キロくらいあります。初めの取り付きと米買道から表参道出合いまでが急ですが、その他はなだらかでスタスタ歩けます。

 

特に危険なところもなく、時々赤い実をつけた冬青(そよご)が心を和ませてくれます。

愛宕山三角点頂上からは展望…も今日は無くてそそくさと愛宕神社へ!

たくさんある休憩所は、誰もいなくてゆっくりと食事をしました。

 

初めて会った山人は京都在住のドイツ人の女性。

この雨の中良く来たね。と片言の英語で話すと、どうやら初めて愛宕山に来たらしい。しっかり「やまや」の宣伝はさせて頂きました(笑)

その後も、表参道で出会うのは外人さんばっかり。

 

いつぞや、立山の大日岳で雨の中登ってきた外人さんに、「なぜ、日本人は雨なら登山をしないのか?」と聞かれたことを思い出しました。

みんな、楽しそうに登っておられてました。

 

私達も負けじ?と楽しい会話をしながら下山しました。上部で風雨が激しくなってきたのでそそくさとツツジ尾根をおりました。

下山時は雨は止んでいました。

 

愛宕山とはいえ、往復14キロの山道、皆様お疲れ様でした。また、3月もいろいろいきましょうね。