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お花畑の金草岳

7月3日(水)

冠山林道をひた走り、冠山峠まで・・

今日は雨は降らない!と確信するも、夕方からはあやしい。

とにかく、準備を済ませ、金草岳の登山道にさしかかる。

3年ぶりにきた金草岳だが、その後の自然災害でどうなっているか?というのが気にかかる。

 

歩く内に懐かしさがこみ上げてくる。。そうだ、そうだ、こんな感じだった・・と。

郷愁にも似たその感覚は、現在の近畿の山にはない懐かしさでいっぱいだ。

 

登山道はお花畑となり、コアジサイから始まり、イブキトラノオ、イソツツジ、ニッコウキスゲ、ヤマツツジ、ササユリが群をなして

私達を出迎えてくれている。

なんとも良い山にきたものだ・・

この美越国境の山はいつ来てもそのような感覚を与えてくれる。

 

今回もマウンテンサポートのツワモノ2名様で、ペースは普段の3分の1早め。

でも、きっちりと追いついて来られる。

さすがだ!

 

桧尾峠にでて、少しひと一服。

これからが勝負だ。

細い尾根を慎重に歩く。

白倉岳までの急登を登り、山頂に立つ・・でも何の標識もない。

そういや、桧尾峠にもなかったな・・道は切り開かれてはいるが、標識などは金草岳頂上へ行くまで全くなかった。

12時半に金草岳頂上に着いた。相変わらずそこから先は怒涛の藪こぎとなるので、今日はここまで。

ゆっくりとお昼ご飯タイムとする。

 

楽しい会話の中で温かい飲み物が身体をほぐす。

両脇のニッコウキスゲが心を癒やす。

最高の贅沢とはまさにこのことである。

 

1時間ほど、楽しい会話の後、下山。

あたりはガスに覆われ、何も見えなくなっていた。

少し下りると視界が開け、またお花畑の中。

 

あーだこーだと話しをしながら、急斜面をもろともせず、あっというまに冠山峠に下り立った。

時間は午後3時30分

皆様、お疲れ様でした。

これからは大雨がくる度に通行止めが予想される冠山林道。

まだ岐阜県側にも抜けられる。いつか徳山ダムから取り付いたのが懐かしく感じる。

 

池田町へ戻り、冠荘でゆったりお風呂。

最近できたピクニックアドベンチャーは好調なようだ。

 

日帰り圏内ギリギリのこの山は、ツワモノの皆さんのおかげで高速道路をあまり使わずに

最短、最安で行くことができました。

 

京都に着いたのが午後8時半。

でも身も心もゆったりできて、本当に癒やされた一日でした。

白山近郊・・特にこの美越国境の山は今が旬です。

また、他の皆さんもいらしてください。