お花畑と残雪の白山

6月28日(金)〜30日(日)の3日間で、天気を見ながら梅雨期の白山登山です。

当初、杉峠から三ノ峰経由で別山、御前峰を計画してましたが、雨のため断念!ゆっくりと雪のトレーニングも兼ねて白山に登ることにしました。

 

6月28日(金)

 

何の交通規制もされていない静かな別当出合で、雨が止むのを待ちます。小雨になった時点でスタート!

雨で濡れた石段は滑ります。急登では注意しながら登ります。

今回は、雪の状態がわからないのと、夏山のアルプスなどのトレーニングも兼ねて、12爪アイゼンとピッケルを持っての山行です。

皆さん、重そうです。

 

雨も止み、不動滝も見えてきました。サンカヨウやハクサンチドリがちょうど良い頃です。

先日、禾口木丙ブランドで発売したクールマックスのTシャツがかっこいいです。ハクサンチドリに千鳥模様のTシャツです。

腕には禾口木丙のロゴが!!約3時間ほど登り今日のお宿に着きました。甚之助避難小屋です。時間は午後5時。

中は快適でしたが、少々雨漏りが・・トイレも傘をささなきゃ入れない(>ω<)

でも、この日は貸し切りで、みんなで楽しく、宴も盛大に・・広く使わせていただきました。

私のザックはビール2本とワインが1リットル入っていました・・

 

6月29日(土)

 

ここはドコモの電波が入ります。前日から天気予報とにらめっこしていましたが、どうやら午後からしっかり降るみたい・・

ということで、とにかく早めの行動です。

午前3時半起き4時半出発を狙います。

 

外へ出ると、ムッとする暑さ・・う〜む、どうも天気が良くない気がする。まあ、梅雨ですので、仕方ないのですが、こうなれば、きれいな花たちを愛でることを楽しみに。登るに従い、ガスで展望は全くきかず、でも花たちはここぞとばかりに咲いてくれています。

キヌガサソウ、サンカヨウ、オオバミゾホウズキなどの高山植物が群落となって咲いていました。

 

南竜との分岐から上、すぐに雪が出てくるだろうな・・と、でもトラバース道にはほとんど雪がなく、水が滔々と流れています。

少しの雪渓もアイゼンなどいらないレベル・・少し拍子抜けしながら、でも先を進みます。

一番大きな谷でも雪渓どころか、スノーブリッジは崩れまくっています。

あとで聞いたのですが、今年は雪が少なく、2〜3週間は季節が早いと・・

延命水でみなさん、延命?!

弥陀ヶ原にも雪は全くありませんでした。

 

ここでも禾口木丙ブランドの花柄のTシャツが、高山植物の中に映えています。

室堂で約10度の最低気温というから、やはり暑い!頂上で寒く感じた他は全て快適な気温の山行でした。

クロユリもたくさんありました。ほとんど蕾で咲いているのは1〜2輪程度でしたが。

もう少し山中でゆっくり過ごして、下山してテント泊するつもりが、これからの雨と皆さんの意向でこの日に帰ることに・・

 

元きた道をそそくさと下山し、別当出合へ。

白峰総湯に入ってほっこりした後は、いつもの堅豆腐ととち餅買って京都に帰りました。

遅くなると思いきや、そんなに混んでいなくて、京都についたのは、午後8時でした。

 

参加の皆様、お疲れ様でした。

アイゼン、ピッケルを持って、またシュラフなどの装備も持っての少し重い山行、いかがでしたか?

雨模様でしたが、緑が映えてきれいでしたね。

今回はいろんな経験ができました。この経験は、きっと先において、お役に立つと思います。

これからは本格的な夏山に向けて、意識を高めて行きましょう!