6月15日〜18日 3泊の行程で、山梨の名山を登ってきました。1日目は移動日兼、入笠山へ、2日目は茅ヶ岳と金ヶ岳、3日目は櫛形山へ、そして4日目は本来の目的??のサクランボ狩りをしてきました。皆さん、心も胃袋も大満足でしたでしょうか?!
6月15日 京都を出発した私達は、諏訪SAでお昼をすませ、入笠山へ向かいました。沢入登山口からの入山ですが、既に駐車場は満車状態・・バスまで来ています。かつて、やまやでは移動日にゴンドラを使って登ったこの入笠山でしたが、歩いて登る人もけっこういるんだなぁ・・と・・沢入登山口からは遊歩道のような登山道が続きます。ハルゼミがけたたましく鳴いています・・ちょっとうるさいくらいです。入笠湿原に到着すると、そこはたくさんの人で賑わっていました。今の季節、ズミの木がきれいです。ここからは、入笠山には向かわずに、先ずはすずらんを見に、湿原上部へ登ります。ありましたありました!たくさんのすずらんです。このすずらんは、日本古来のもので、小さくあまり目立ちません。しかし、下を覗き込むと、奥ゆかしくその釣り鐘形の花をたくさん付けていました。皆さん、自生のすずらんに感動!その後、入笠山へ、登山道ではクリンソウなどが出迎えてくれます。程なくして入笠山の頂上です。360度遮るもののない展望です。真正面には八ヶ岳、東南方面には、明日登る茅ヶ岳と金ヶ岳、南には、南アルプスの雄、甲斐駒ヶ岳その横に、山上ヶ岳と北岳です。昨年秋にテント泊で登った鳳凰三山も見えています。西に目をやると中央アルプス、御嶽山、北の方には、乗鞍岳、穂高〜槍の稜線、白馬方面の山々までくっきりと見えています。眺望をオヤツ?を楽しんだ後は、下山します。いつしか人が誰もいなくなっていました。帰りの道でも、すずらんを楽しみながら、下山し、入笠湿原へ・・たくさんの人は誰もいなくなっていました。聞くとゴンドラの時間に間に合うように・・とのことです。駐車場いっぱいの割りには、ゴンドラの人が多いんだな・・ホテイアツモリソウやキバナアツモリソウなども咲いていました。じっくり楽しんだ後は、2日目の茅ヶ岳登山口の深田公園方面へ!途中、スーパーで買い出しして、今夜はバーベQです!!ヤッホ〜〜!2日目は、前日飯盒で炊いたご飯を頬張り、いざ、茅ヶ岳へ!とっても良い天気です。朝方はそうでもないのですが、昼になり暑くなるとハルゼミが鳴き始めます。。登りは女岩のある沢沿いのコースから登ります。けっこう急斜面が続きます。でも登りに従って、初夏の新緑が眩しく、気持ちがとっても楽になりました。ヤマイモの花やフタリシズカに見守られ、稜線に着く頃はサラサドウダンが満開でした。しばらくで茅ヶ岳頂上です。途中に、深田久弥さんの終焉の地の碑がありました。ここで亡くなったということです。日本百名山・・もう一度読み返したくなりましたね。茅ヶ岳頂上からは、これまた素晴らしい展望です。奥秩父の山々、金峰山、瑞牆山も手に取れるようです。次回はぜひ、秋に行きたいですね。また、富士山がバッチリで美女2名に混じって、私も一緒に写真を撮ってもらいました。ここからは、一旦稜線を下って、金ヶ岳方面に・・金ヶ岳までは1時間くらいですが、途中面白い洞窟?や岩場があり、楽しませてくれます。途中、ギンランが咲いていました。金ヶ岳山頂でゆっくりと昼食をとり、茅ヶ岳までもと来た道を引き返します。登り返しはけっこうきつかったけど、2回めの茅ヶ岳到着です。ここからは尾根道を下りることに・・長い尾根道を快適に下りていきます。右側には鳳凰三山が見えています。下山終了!今日はテント泊ではなく、いつもの芦安のペンション泊まりです!また、美味しい料理が食べられます!嬉しい!ペンションに着くと、いつもの笑顔で出迎えてくれます。温泉でゆっくりと疲れを癒やし、次の日に備えます。
3日目 今日も良いお天気です。今日は櫛形山に登ります。普段は移動日に半日コースを取りますが、今回はたっぷり一日かけて、櫛形山を全部堪能しようと思います。地図を見て面白そうなコースを一周します。まずは、芦安から最短で行ける林道へ取り付こうと・・なんと!通行止めではありませんか?!仕方なしに、広域農道まで下りて再び林道を登る・・ちょっと遠回りな方法で、平成峡の登山口へ!平成峡の前に、ちょっと展望台まで立ち寄りました。平成峡から登る道は、沢沿いでいくつもの滝を見ながら登るも、けっこう崩れていて、特にトラバース道が危うく、安全策でショートカットを取って登りました。おかげで、滝を2つほど見逃してしまいましたが・・北尾根へとりつく手前で、クサタチバナがきれいに咲いていました。北尾根と合流し、アヤメ平まで登ります。アヤメ平は落ち着けるところです。ここでもズミの花がきれいに咲いていました。ここで、ゆっくり休憩し、櫛形山を目指します。一度鹿の食害でなくなってしまった・・というヒオウギアヤメが戻りつつある・・という期待があったのですが、まだ少し早かったようです。櫛形山の頂上までは稜線を行きます。途中、裸山で富士山を堪能し、またここからは反対側に白根三山もきれいに見えていました。八ヶ岳と南アルプスの良いとこ取りをしたような、苔むした世界は私達をなごませてくれます。櫛形山山頂へ行くまでにはたくさんの人とスレ違いました。ほとんどの人は、一番奥の池の茶屋登山口から登ります。ここから登ると櫛形山までは、1時間で登れます。櫛形山に登ると富士山がきれいに見えていました。そこでゆっくりとご飯を食べて(不思議とここには誰もいませんでした)もと来た道を引き返します。帰りは少しショートカットルートでアヤメ平まで帰ります。けっこう距離を歩いた感じはありましたが、余力がありそうなので、唐松岳まで行ってみることに・・ここは、あまり手入れができていない世界でしたが、唐松林がきれいな所でした。下山は、北尾根を直接展望台まで戻ります。これがなかなか、階段続きで下りにくかったですね。展望台につくと、まだ雲間に富士山が顔を出してくれていました。また、ここでも富士山を堪能して、林道を平成峡へ戻ります。予想より時間をかけてしまったので、帰りはノンストップで芦安のペンションへ戻りました。また、ここの温泉でゆっくりした後、今夜の食事は、な、な、なんとバーベQです!!1日目には、自分たちでテント横でバーベQをしましたが、1回の山行で2度もバーベQを食べられるとは・・・この上ない幸せ!!この日は、土曜日とあり、ペンションは満杯でしたが、ゆっくりと過ごすことができました。ペンションオーナー夫妻のお気遣いに感謝!!4日目は、ゆっくりと朝ごはんを食べた後は、美味しい「大石の水」をお土産に汲み取り、近くの芦安山岳館でライチョウの写真展を堪能して、南アルプス市のさくらんぼ農場へ!!なんと、この日が最終日というサクランボ狩りを楽しんで、、そりゃあ、もう・・おなかいっぱいのなんのって・・私の顔も身体もさくらんぼの形になってしまいました。お昼までさくらんぼを食べていたものですから・・お陰でお昼ごはんは食べずに京都へ向かいました。日曜日の道の駅や各観光施設は超満員のために、そそくさと帰京・・渋滞にも合わずに早く京都へ返ってくることができました。
今回の4日間は、お客様からのさくらんぼ狩りをメインにした山梨の山のリクエストによるもの。お天気にも恵まれ、非常に充実した山行となったと思います。今度もこの芦安を起点にアチコチの山に登りたいですね。
2017年 マウンテンサポートやまや山形