北ア 白馬岳〜唐松岳縦走

8月18日〜21日の4日間で後立山 白馬岳~唐松岳をテント泊にて縦走してきました。
今回も、参加者の皆様と共に、天気や、コースの時間などを読み、
すべてにおいて、やまやの勘?が冴えた山行となりました。

後立山北部の難所といえば、不帰の劍ですが、お昼から雨・・の予報を読み
ほとんどの登山者が、引き返す中、果敢にもチャレンジ!
見事、テント泊での縦走を成し遂げました。

ここで申しますのも恐縮なのですが、参加者の一人TDさまは、一昨年から昨年の間の
腰の故障を自ら克服してのチャレンジでした。御歳七十ん歳。
TDさまの諦めない姿勢と、自ら困難なルートにチャレンジする根性に感服させられました。
地道なリハビリとトレーニングは続けておられているものの、ご自身の体力が落ちていること、
しばらく開いている高山における低酸素での順応力の低下、などを憂いておられる節もありましたが、
そんなことはこれから何とでもなります。
肝心なのは、「自分に負けずに、チャレンジする姿勢、気持ち」です。
それに、私も同行のTGさまも本当に感動させられました。

TGさまも、今年は槍穂の稜線を歩きたい目標がおありでしたのですが・・
そのために、春に岩登り講習会などを受講し・・・
行き先が後立山に移行しての参加、この長い厳しいルートをしっかりした足取りで歩かれ、
「本当に登り甲斐があり、変化に富む素晴らしいコース、おまけにお花もいっぱい!!」
と喜んでおられていました。
皆さんの夢が叶った山行とも言えます。
私も、本当に皆様の感動にふれ、ガイド冥利につきる山行でした。
ありがとうございます。

お二方とも後立山完全縦走まで、もう少しですね。(栂海新道も含め)
あと、残りのルートも頑張って歩きたいと思います。

1日目 白馬尻にてテント泊

2日目 白馬大雪渓を登る

白馬岳ピストンし、杓子に向かう稜線から白馬岳

杓子岳より、雲上の人・・かっこいい!

鑓ガ岳手前、小鑓の上でアルペン踊りを踊ります

天狗の大下り手前から 不帰1峰、2峰北峰、2峰南峰、唐松岳を望む 雲が渡っています

不帰2峰北峰 鎖につぐ鎖の連続・・こんな危うい桟橋も・・

今回の核心部、不帰2峰北峰を登り終えて・・

唐松岳頂上より、槍穂、劔立山を望む