京都北山 峰床山と八丁平 オグロ坂より

12月2日 久しぶりに、久多のオグロ坂より、京都第二峰、峰床山にエコプランBにて、行ってきました。

3日から天気が崩れる前の唯一の晴天で、なめこもたくさん取ることができて、楽しい、爽やかな山行でした。

下記、写真にて紹介します。

久多に車を置き、林道を歩きます。今回は時間があるので、ここから歩くことにしました。

参加者は、朽木・・地元のTさまと、大阪のHさまです。

林道脇の草むらには霜が降りています。

池も半分凍っていました。

やはり12月ですね。

林道は明るく・・落ち葉の上を快適に歩きます。

時折、崩れていて、川を渡渉しなければならない場面もありましたが、みなさん、危なげなく歩いていけます。

ここが、崩れているところ・・何箇所もありました。

台風18号の爪あとが、無残にもここから大原尾越までの道を寸断していました。

林道歩き、終わり!

ここからオグロ坂へ取り付きます。

ここも(旧)鯖街道・・ですね。

考えてみれば、山を歩いていると、アチコチに若狭から京都を結ぶ、鯖街道があります。

むかしの人は偉かった!!

尾根に近づくにつれ、広葉樹の林に・・

冬枯れの林は明るくていいですね・・ここにもなめこ・・が・・

早速、袋を準備です。

オグロ坂峠に到着です。むかしからあるお地蔵さんに手を合わせ、ここからは尾根伝いに峰床山へ向かいます。

京都北山独特のわかりにくい尾根を歩きながら、峰床山へ到着です。

ここからは360度の展望です。

よく見ると、整備されたきれいな道が、西の方面から付いていました。

たぶん、花背山村交流の森からの林道へ続く道でしょう。

そんな道があっても、私達は、自分が良いと思う道を歩きます!!

道はあまり整備されると面白みがなくなりますから・・

すぐ近くに京都府最高峰の、皆子山が見えています。その西側には、たくさんの北山の山々・・

みんな、どんぐりの背比べで、京都そのもの・・のようです。

北東の方角には、比良山系・・武奈ヶ岳から権現山が見えています。

天気が良いので、すっきりと見えていました。

とったナメコを早速調理します。

この日は、なめこラーメン尽くし・・でした。

ここで、Tさまは、乾燥なめこにもチャレンジ!!

椎茸も乾燥した方が味が凝縮して旨いというが・・この乾燥なめこは如何に?

下山は、八丁平へ下ります。

尾根をしばらく下り、途中から谷を行きます。

八丁平の入り口付近です。

廃村八丁にあった、同志社大学の建物(新心荘)が、1981年までは、実はここにあったとか・・

私が、初めて八丁平に来たのは、10代の頃なので、ここに、この建物はあった・・のかな?

イマイチ覚えていませんが・・


八丁平の中心部です・・鹿の食害で、あんまり草が生えていません。

あるのは、イワヒメワラビやオオバアサガラばかり・・です。

昔は、身の丈くらいある芒原と草原地帯だったのに・・その面影がみじんもありません。

芦生などと一緒ですね。

ナラの木もほとんどが、カシナガにやられているのか、ビニールが被されています。

なんか、痛々しい姿ですね。鹿といい、カシナガといい、どうして、こんなに増えてしまったのでしょうか?人間たちが一生懸命に守ろうとしていても、自然の前にはそうすることもできないのが現状です。

自分たちの無力さも自覚し・・それでも、環境を守る努力をすることが人間にとってするべきこと・・のような気がします。利権に惑わされずに、真心で大自然に向き合う。


先ずは、温暖化防止・・に1人づつの方がもっと意識を持ってみてはいかがでしょう?


八丁平をぐるっと一周して、中村からの道への分岐です。

きれいなナメコです。

ナメコは枯れたナラから生えます。

たくさんナメコが取れるからといって、手放しでは喜んでいられない・・複雑な心境です。

再び、オグロ坂峠から・・一気い林道へ下りてきました。

本日、とれたナメコくんです(一人分)

美味そうです!!


下山したのは午後4時ぴったりの時間でした。

初冬の京都北山・・これから雪が降るぞ〜〜!という前に、まだ秋の気配の残る、ゆっくりとした楽しい山旅でした。

この後、温泉に入ろうと、てんくう・・に行ったのですが、休館日で・・ガ〜〜ン!!休館日ってあったっけ??

京都に戻り、いつもの銭湯「船岡温泉」に入って帰りました。